気になる薄毛をどうにかしたい、けれども育毛剤を使い続けるにはそれなりのお金がかかってしまう、何とかあまりお金をかけずに済む方法はないものか、そんな悩みを抱えている方には、育毛剤を手作りしてみるのがおすすめです。

自分で作ることに不安を覚える方も、その方法と材料、注意点などをきちんと知れば安心してトライすることができます。
コストをあまり気にすることなく、毎日のヘアケアができる育毛剤の作り方を詳しく見ていきましょう。

育毛剤は手作り可能!?

そもそも育毛剤は自分で作れるものなのだろうか、何か特別な知識や器材が必要になるのではないか、このように疑問に思う方は、市販の育毛剤をいくつか手にとってみて、そこに含まれている成分をチェックしてみましょう。

すると、なじみの薄い横文字の他に見たことのある名前がいくつか目に入ってくることが分かります。これらの成分の多くは、ハーブや生薬から抽出された自然由来成分と呼ばれているものです。

化学薬品ならばともかく、自然由来成分ならば自分の手で材料を集めることもできます。そして、簡単な器材さえ用意すれば、そこから成分を抽出することもできそうです。

また、自然由来成分は使用したときの副作用が比較的少ないとされています。このため、これらの含まれる育毛剤は安全で安心して使用できるものとして大きな人気を集めているのです。

育毛剤を自分で作るメリットとは?

育毛剤を自作するメリットは、何といってもあまりコストをかけずに済むことです。

そもそも材料を自分の手で採集できればコストはかかりませんし、材料を購入して自作する場合でも、初めから既製品の育毛剤を購入するよりはずっと安く済ませることができます。

また、市販のものには防腐剤や殺菌剤といった添加物が入っているのが通常です。しかしながら、自作の育毛剤ならそのような成分を含ませずに無添加で体にもやさしいものを作ることが可能です。

さらに、自分で入手したものだけを材料に作るため、使っている成分がすべて把握できるのもメリットの一つだと言えます。

このように、低コストで安心できる材料だけを用いて作ることのできるのが自作育毛剤の良さです。もちろん、自らが手がけたことで愛着を持って長く使い続けやすいというのもメリットでしょう。

育毛剤を手作りするのに必要なもの

育毛剤を自作するためには、材料とそれに含まれる成分を抽出するための素材が欠かせません。材料には、アロエやみかんが選ばれることが多いようです。

アロエは自宅の庭に植わっているケースもありますし、みかんはスーパーや直売所で簡単に入手することができます。

アロエには消炎効果が期待できる成分が含まれており、紫外線によって受けたダメージをケアしたり、頭皮に生じた炎症を抑えたりするのに役立ちます。

一方、みかんに含まれるのは、血行促進や毛母細胞の活性化を促すといった積極的に髪の毛を生やすための成分です。

もちろん、アロエやみかんといった材料も、そのままでは育毛剤として使用することはできません。つまり、それらの材料から育毛効果が見込める成分を抽出しなければなりません。

成分を抽出するのに広く用いられているのが、無水アルコールです。無水アルコールは、薬局やドラッグストアで市販されていますのでこれらを利用するといいでしょう。万が一入手が困難な場合は、焼酎(ホワイトリカー)で代用することもできます。

育毛剤の作り方

材料と素材が入手できたら、いよいよ育毛剤作りにチャレンジです。
まずは、材料をきれいに水洗いして日陰で3~5日干しましょう。

十分な時間をかけて陰干しするのは、水分が残り過ぎている状態だとうまく育毛成分が素材に溶け出してくれないためです。

また、材料を日向で干してしまうと育毛成分まで失われかねませんので、かならず陰干しを心がけるようにしましょう。

続いて、十分に煮沸消毒した容器に陰干しの終えた材料と成分を抽出するための素材を入れます。容器を密閉したら、きちんと成分が抽出されるように1週間程度かけて材料を素材に浸しておきます。

最後に材料を取り出して、容器を冷蔵庫で2週間程度保存すれば完成です。
これならば、特別な知識や技術がなくても簡単に育毛剤が作れるでしょう。

手作り育毛剤におすすめの材料

ところで、手作りの育毛剤におすすめの材料にはどのようなものがあるのでしょうか。「みかん」は比較的入手が容易でおすすめの材料の一つです。

みかんに含まれる「d-リモネン」は、男性型脱毛症(AGA)の原因とされる「5α-ジヒドロテストステロン」を抑制する作用があります。

また、みかんの皮に含まれる「アスパラギン酸」とともに頭皮の血流を良くする効果も期待できます。「みかん」と同様におすすめなのが「アロエ」です。

昔から薬草として使われてきたアロエには「タンニン酸」が多く含まれています。「タンニン酸」で期待できるのが、細胞内部にまで浸透して活性化する働きです。

さらに、アメリカの臨床実験によって「タンニン酸」には細胞を再生する効果があることが判明しています。「舞茸」や「ルイボスティー」もおすすめ素材の一つです。

舞茸には「マイタケDフラクション(βグルカン)」が、ルイボスティーには「亜鉛」と「ケルセチン」が含まれており、いずれも薄毛予防や頭皮環境の改善が期待できるものです。

また、意外に思われるかもしれませんが、「にがり」や「イチョウの葉」も材料として使用できます。

にがりに含まれるミネラルは、体の新陳代謝を高め細胞を若返らせ、脱毛や白髪などの予防に一役買います。

そして、イチョウの葉から抽出される「イチョウ葉エキス」に含まれるのが「フラボノイド」や「ギンコライド」です。

イチョウの葉に含まれる「フラボノイド」は他のものと比べても特に血液循環効果が高いとされています。

「ギンコライド」はイチョウにだけ存在する成分で、PAF(血小板活性化因子)抑制と強力な抗酸化作用を持つことが特徴です。

これらの成分は、いずれも血流改善効果が期待できるものです。

これまでに紹介した材料の他にも、薄毛に悩む女性に嬉しい成分を含む素材がいくつかありますので、いろいろと試してみるのもいいでしょう。

手作り育毛剤における注意点

育毛剤を手作りするにあたって、注意しておきたい点がいくつかあります。まず、心に留めておきたいのは、自作の育毛剤が保存できるのはせいぜい1カ月が目安だということです。

これは、防腐剤や殺菌剤といった添加物を含んでいないため、長期の保存には適していないのが理由です。

したがって、自作の育毛剤はなるべく短い期間で使いきってしまうことが求められます。また、配合のバランスや材料によっては、頭皮のかぶれといったダメージを与えてしまうケースも考えられます。

そもそも素材にはアルコール成分が含まれるため、事前にアレルギーがないかチェックが必要です。さらに、アルコールには脱水作用があるため、頭皮が乾燥しやすくなる傾向があることも覚えておきましょう。

こうした肌トラブルへの懸念を事前になくしておくためには、事前にパッチテストをしておくことが有効だとされます。

パッチテストのやり方

パッチテストのやり方ですが、まず出来上がった手作りの育毛剤を腕の内側に塗ってみましょう。塗る大きさは、10円玉くらいの大きさで十分です。

次に、そのまま24時間ほど様子を見ます。24時間経過しても「かゆみ」や「赤み」といった肌トラブルが見られないようならば、基本的には安全であると言えるでしょう。

しかし、万が一肌トラブルが発生した場合には、即座に使用を控えることが必要です。自分の肌に合わない育毛剤を我慢しながら使い続けてもメリットはあまりありません。

自作したものならば愛着もあるでしょうが、この場合は家族や友人に譲るなどして、自分自身は他の材料のものを試すなどした方が得策です。