薄毛は男性のみに起こるものではなく、様々な原因で女性にも見られる症状です。中でも、おでこの広さに悩んでいる女性は少なくありません。

頭頂部や分け目などに起こる薄毛であれば、ある程度ヘアスタイルでカバーできますが、生え際はカバーしにくく目立ちやすい場所です。

そんなおでこの広さには、育毛剤でアプローチできるのか知りたいですよね。
ここでは、女性の薄毛についてを中心に、おでこに使いたい育毛剤の効果などを紹介します。

おでこが広いかどうかの確認方法

鏡を見た時におでこが広いと感じても、他人と比較してどの程度自分と差があるのか分からない人も多いです。薄毛を心配する前におでこの広さをセルフチェックしてみましょう。

まず、男女ともにおでこの広さは5センチから6センチが平均的と言われています。7センチ以上あれば、おでこが平均よりも広いと認識すると良いでしょう。

おでこを計測する場合は、おでこの生え際から眉山までの直線距離を定規などで測ります。計測する場合は、床と垂直になっているかを確認してから行いましょう。

また、おでこへ手の平を横に当てがい、眉山から生え際まで何本の指が入るかを見る方法もあります。

まず、親指と小指を除いて、人差し指・中指・薬指と3本の指が眉山から生え際までの距離におさまるかをチェックしてみましょう。

3本の指がぴったりおさまるかそれ以下のケースであれば、おでこが広いとは言えません。

スペースが余った場合は小指を足してみて、4本の指がおさまった場合やそれでもスペースが余る場合は平均よりおでこが広いと判断する目安にしましょう。

見かけで判断するなら顔全体のサイズに占めるおでこの割合が約3分の1であれば、平均的な広さと言えます。

生え際が薄くなるとおでこが広くなる?

おでこの生え際が薄くなる症状は男性型脱毛症に多い症状ですが、近年では女性にも同様の症状が見られるケースが増えていると言われています。

原因は様々ですが、昔よりもおでこが広いとはっきり感じられた場合は、薄毛の症状が起きているかもしれないと疑うべきでしょう。なぜなら、眉山の位置は極端には変わりませんし、人のおでこは生え際の高さで広い・狭いが決まるからです。

生え際に薄毛の症状が起きている場合、頭髪が減少した分だけ生え際の位置が高く見えることがあります。とは言え、自分の生え際を毎日チェックしている人も少ないでしょうし、実は元々おでこが広い体質であったのに、今まで気付いていなかったなどのケースもあるでしょう。

薄毛の症状か、ただ単におでこが広いだけなのかを判断するには、おでこの広さだけでなく頭髪をチェックするのも大切になります。

生え際の後退が見られる薄毛になった場合、初期症状では頭髪のコシがなくなり細くなる、前髪の量が減り、以前よりも前髪を透かして肌が覗くようになるなどが起こり得ます。

けれども、実際に遺伝などで先天的におでこが広い人は少なくありません。環境要因で変化する顎の性質などとは異なり、おでこの形や広さは遺伝的な性質が強く出る部位です。

ですから、おでこが広いと気付いたからと言って必ずしも脱毛症であるとは言いきれないのです。ただ、先天的におでこが広い体質である場合、育毛剤を使用しても、おでこに頭髪を新たに生やして生え際を低くすることはできません。

ヘアアレンジでカバーしたり、個性としておでこの広さを活かしたりして、自分を魅力的に見せる方法は多くあるでしょう。

おでこが広くなる主な原因

女性のおでこが広くなる原因は多くあります。前述した男性型脱毛症では男性ホルモンが影響すると知られていますが、FAGAと呼ばれる女性男性型脱毛症も男性ホルモンが原因となり起こる脱毛症です。

女性の体内でも男性ホルモンが生成されていますが、女性は女性ホルモンの影響で通常では男性ホルモンに強く影響を受けません。

しかし、何らかの要因が影響して女性ホルモンの分泌量が減少してしまうと男性ホルモンが多くなったりはたらきが活発になったりする可能性があるのです。

毛母細胞の働きに影響するジヒドロテストステロンが生成されてしまうと、ヘアサイクルが乱れて薄毛の症状につながる可能性が高くなります。

他にも、女性ならではの原因も考えられます。ヘアスタイルにこだわりを強く持つ女性も多く、美容院などでパーマやカラーリングを繰り返し行っているケースも少なくありません。

カラーやパーマなどの施術に使われる薬剤は頭皮への刺激や頭髪のダメージにつながる場合もあります。過度に施術を重ねるために生え際の後退を招いている可能性もあると知っておきましょう。

加齢によりおでこが広くなるケースも見られます。加齢による女性ホルモンの減少によって、前述した男性ホルモンの影響を受けやすくなるのです。

また、動脈硬化などにより血流不足が起こると、頭皮へ運ばれるはずの栄養や酸素が不足がちになり、脱毛や頭髪の成長を妨げる症状につながります。

さらに、ストレスや栄養不足も加齢と同じく血流不足を起こす原因となるため、注意したい要因です。ストレスは交感神経を活発にさせて全身の血管に影響を及ぼし、過度なダイエットは栄養不足による血流不足を引き起こします。

頭皮に栄養を運ぶのは血液です。毛根へ頭髪が成長するための栄養素が十分に運ばれなければ、髪は痩せてしまいおでこが広くなる可能性があります。

また、ストレスやダイエットが原因で生活習慣が乱れると、ホルモンバランスの乱れにつながる場合もあるでしょう。男性ホルモンが活発にならないような生活を心掛けたいものですね。

おでこが広くなるのを防ぐ方法とは?

ヘアスタイルにこだわるばかりにおでこが広くなっては本末転倒ですよね。薄毛を防ぐには、頭髪への負担を軽くする必要があります。

カラーリングやパーマは1か月以上期間を空けて施術するか、時々は髪を休ませるつもりで施術を見送ることも必要です。

また、おでこの生え際を引っ張り続けるヘアスタイルを続けるのは避けましょう。牽引性脱毛症の原因になるため、前髪を下ろしたり分け目を変えたりして、常に頭皮の同じ部分に負担をかけないようにします。

加えて、頭髪を成長させてしなやかに保ちたいなら、食生活を整えるのも大切です。頭髪を作るケラチンを構成するたんぱく質や、頭髪の成長や頭皮環境に影響するビタミン類、ジヒドロテストステロンの生成を抑える効果が見られる亜鉛などを食事からバランス良く摂取しましょう。

さらに、大豆などは男性ホルモンの分泌を抑制するイソフラボンが多く含まれています。おでこを広くしたくないなら、偏食を避けより多くの食材から髪や頭皮に良い影響を与える栄養素を多く摂取すべきなのです。

他にも、ストレスによって睡眠不足や血流不足が起き、頭髪の成長を妨げるのを防ぐためには、無理をしない程度の有酸素運動をしたり、気の合う友人と遊んだりして気分転換をこまめに行うと良いでしょう。ストレスは食欲不足にもつながるので、頭髪に良い影響はありません。

生活習慣を改善する以外には、育毛剤を使用する方法もあります。生え際にアプローチして薄さを改善できれば、生え際の位置が低くなる可能性もあるでしょう。おでこが広くなってきたと感じたら、放置せずに早めに育毛剤などで対応するのが大切です。

おでこが広い女性に効果的な育毛剤の選び方

育毛剤にはいろいろな種類がありますが、女性に多い冷え性やストレスなどは、血流不足によって薄毛の原因になり得るため、まずは血行促進作用のある製品を選びましょう。

頭皮の血流を良くすると頭髪の成長を促しやすくします。特に、いつもより抜け毛が多く感じる女性などに適しています。

また、毛根にある毛母細胞へ働きかける育毛剤もおでこの広さが気になる人に向いているでしょう。毛母細胞が活性化しないと強く太い新たな頭髪が生えてきません。生え際の頭髪が産毛みたいな細さになったと感じたら、毛根を活性化させるタイプの商品を選んでみましょう。

他には、ホルモンバランスの乱れを整えてアプローチするタイプの育毛剤もあります。プラセンタや前述した大豆に含まれるイソフラボンなどは美容に関係するエストロゲンに似ている栄養素です。

実際にどのタイプが自分に合っている育毛剤なのかは使用してみて確認しましょう。ただし、育毛剤は毎日使用しなければ効果が薄くなるので、頭皮や髪に刺激が少ないものを選ぶことが大切です。

育毛剤を使うときの注意点

いくら高価な育毛剤を使用しても頭皮環境を整えていないと効果は十分に得られません。毎日のシャンプーから見直して、頭皮や髪に刺激が少なく清潔に保てるシャンプーやコンディショナーを選びましょう。毛穴に皮脂が残ると脱毛の原因になる他、育毛剤の成分を毛根へ浸透させにくくなります。

また、頭皮に刺激が強いシャンプーを使い炎症などを起こしていると育毛剤は使えなくなってしまいます。日々使い続けることで育毛剤は効果を得られるものですから、ヘアケア製品には気を配りましょう。

さらに、育毛剤の使用をやめた場合は、頭皮へのアプローチがそこで止まり、以前の頭皮環境へ戻ってしまいます。効果を感じられるまでには最低でも3か月以上かかるので、育毛剤は粘り強く続けることが大切です。

ただし、育毛剤によって肌刺激を感じた場合は、体質と合っていないと考えましょう。無添加や無香料など低刺激の育毛剤が多く売られているので、早めに適したものへ変えることが昼用になります。

育毛剤を効果的に使いながら生活習慣を整えることも大切です。睡眠不足を避け、髪に必要な栄養を摂取するために食事をしっかりと摂る、血流促進とストレス解消のために適度な運動をするなど、日々の生活で育毛のためにすべきことは多くあります。