前髪ひとつで顔全体の印象が大きく左右されるため、女性にとって前髪は特に重要な部分だと言えるでしょう。そんな前髪が薄くなってきたり、短く切り過ぎてしまったりすると、鏡で見るたびに憂鬱になってしまうものです。

「薄くなった前髪を増やしたい」「切り過ぎた前髪を早く伸ばしたい」という場合、果たして育毛剤は有効なのでしょうか?前髪が薄くなる原因から、育毛剤を含めた薄毛対策まで、どうすれば前髪を増やせるのか見ていきましょう。

前髪が薄くなる原因

前髪が薄くなる原因はいくつかあります。自分の場合、どの原因が該当するのかを知ることで、有効な薄毛対策方法を選ぶことができるようになります。思い当たる節がないか見ていきましょう。

女性の薄毛原因で多いのが、髪の毛が引っ張られるような髪型を続けることによって髪が抜ける牽引性脱毛症です。
前髪の場合は、オールバックなどのヘアスタイルが該当するでしょう。毎日のように前髪が引っ張られるような髪型を続けていると、頭皮に負担がかかり前髪が抜けやすくなってしまいます。

加えて、カーラやパーマなども前髪に大きな負担を与える原因の一つです。髪の毛が痛むだけでなく、頭皮にもダメージを与えるため、前髪が薄くなりやすくなってしまいます。

頭皮に負担がかからないように気をつけていても、遺伝や体質で前髪が薄毛になってしまう人も少なからずいるでしょう。そのような人は、生まれつき毛穴が人より少なかったり、ヘアサイクルが正常に機能していなかったりします。

また、前髪の成長に必要な栄養は、血管を通して運ばれてきます。そのため、血行不良の状態が続くと栄養が前髪全体に行き渡らず、十分に成長することができません。

さらに、ホルモンバランスの乱れも髪の毛の成長と深く関わりがあります。ホルモンバランスが乱れ男性ホルモンが優位になると、ヘアサイクルが乱れ髪の毛が抜けやすくなるのです。この血行不良とホルモンバランスの乱れの原因となるのが、加齢やストレスなどです。

その他にも、偏った食生活を続けていると栄養不足になり、髪の毛に必要な栄養が行き届かなくなります。十分な栄養が届けられていなければ、健康的な髪の毛は生えてきません。

前髪が薄くなってしまった場合に育毛剤は効果的?

前髪の薄毛で悩んでいる人が気になるのが、育毛剤は実際に効果があるのかという点でしょう。結論から言うと、頭皮環境を整えるという意味では育毛剤は効果的です。

薄毛の原因として、髪の毛が育ちにくい頭皮環境が考えられます。乾燥によるフケや過剰な皮脂の分泌が抑えられれば、髪の毛の成長を妨げていた頭皮の炎症を鎮めることができます。

また、育毛剤によって血行の流れが改善されれば、髪の毛に十分な栄養が行き渡るようにもなります。
育毛剤を使用したからと言って、劇的に薄毛が改善されるようなことはないでしょう。しかし、継続して使い続ければ次第に髪の毛が育ちやすい頭皮環境になり、薄毛改善の効果が見込めます。

ただし、残念ながら遺伝や体質的な原因で薄毛の場合には、どれだけ長期的に育毛剤を使っても効果は表れないでしょう。育毛剤で頭皮環境を整えることによって、若干の改善は見られることがあるかもしれません。

しかし、根本的な原因である毛穴の少なさやヘアサイクルの乱れは、育毛剤をどれだけ使っても改善することができないのです。

前髪を切りすぎてしまった場合に育毛剤は効果的?

前髪を切り過ぎたときに、「育毛剤で早く伸ばせないかな」と考えたことがある人もいるかもしれません。しかし、残念ながら育毛剤には髪の毛の成長スピードを速める効果はありません。

元々、頭皮や髪の毛の成長に何かしらの問題を抱えている人ならば、育毛剤で頭皮環境が整うことによって、前髪の成長スピードが正常化することもあるでしょう。

しかし、何も問題を抱えていない人は育毛剤を使っても、今以上の速さで前髪が伸びることはありません。あくまで育毛剤は薄毛の原因を改善するものであり、成長を促進させるものではないのです。

ただ、育毛剤で前髪を早く成長させることはできませんが、より健康で丈夫な前髪をつくることはできます。これから伸びてくる前髪のために育毛剤を使うのも良いかもしれません。

前髪に効果的な育毛剤の選び方とは

育毛剤を選ぶ際には、いくつかのポイントに注目することが大切です。
まずは、ホルモンバランスを整えてくれるような成分が育毛剤に含まれているかを確認しましょう。

女性ホルモンは、髪の毛の成長を促進したり成長期を維持したりと、髪の毛を丈夫に保つための働きもしています。

しかし、ホルモンバランスが乱れることで女性ホルモンが減ってしまうと、これらの働きが弱くなってしまい、薄毛の原因となるのです。

また、女性ホルモンが減って男性ホルモンが優位になると、男性ホルモンが5αリダクターゼという酵素と結びついて、髪の毛の成長を妨げるジヒドロテストステロンという物質に変わってしまいます。

したがって育毛剤には、5αリダクターゼを抑制する成分や女性ホルモンが配合されているものを選ぶのが望ましいです。

ホルモンバランスを整えるだけでは育毛剤としては不十分です。髪の毛が元気に成長できるような成分が多く含まれているものを選びましょう。髪の毛の素となる毛母細胞を活性化させる成分や、髪の毛の栄養になるような成分が育毛を手助けしてくれます。

また、髪の毛の成長する力を高めたら、成長を妨げないような頭皮環境を整えなければなりません。そのためには保湿が大切です。

保湿することで皮膚の炎症の原因となるフケを抑制できるだけでなく、頭皮全体が柔らかくなり血行不良の改善も期待できます。保湿できる成分が含まれているかもチェックしておきましょう。

ただし、どれだけたくさんの有効成分が含まれていたとしても、肌に合わない育毛剤は逆効果になりかねません。できるだけ頭皮に負担をかけないよう、無添加などの低刺激な育毛剤が望ましいです。

育毛剤の正しい使い方

効果的な育毛剤を手に入れたとしても、正しい使い方ができていなければ効果は減ってしまいます。育毛剤の正しい使い方をマスターしておきましょう。

まず、育毛剤をつける前にシャンプーをして、頭皮をきれいな状態にしておくのが望ましいです。皮脂や汚れで覆われた頭皮にいくら育毛剤をつけても、十分な効果は得られません。

このとき、ゴシゴシと頭皮を擦るように洗ってしまうと、頭皮に傷がついたり髪の毛が抜けたりします。やさしく丁寧に洗うよう意識しましょう。

前日の夜にシャンプーをして、朝に育毛剤をつける場合は、頭皮の汚れが気にならないようならばシャンプーはしなくても大丈夫かもしれません。

シャンプーが終わったら、しっかりと頭皮をドライヤーで乾かします。育毛剤は乾いた頭皮につけた方が効果的です。

しっかり頭皮が乾いたら、いよいよ育毛剤をつけていきます。育毛剤は髪の毛ではなく頭皮につけるようにしてください。

育毛剤をつけたら頭皮マッサージを行いましょう。マッサージで血行を良くすることによって、育毛剤の有効成分がよく行き渡るようになります。

育毛剤をつけ終わった後は髪の毛が少し湿っているので、ドライヤー乾かしましょう。ドライヤーの熱で育毛剤の有効成分が蒸発してなくなることなく、ムレ・かゆみ防止のために乾かした方が良いです。

今すぐ実行!髪の毛のためにできること

自分に合った育毛剤を選ぶのには少し時間がかかるかもしれません。しかし、その間にも前髪の薄毛は進行していきます。少しでも薄毛の進行を防ぐために、髪の毛のためにできることは今すぐにでも始めていきましょう。

薄毛の原因であるホルモンバランスの乱れを整えるには、規則正しいリズムで生活を送ることが大切です。毎日決まった時間に就寝・起床を繰り返すことで、体内時計と実際の時間のズレが少なくなり、ホルモンバランスが整うようになります。

また、質の良い睡眠を取ることも髪の毛の成長には欠かせません。睡眠中に分泌される成長ホルモンが、髪の毛の成長を促してくれます。十分な睡眠時間を確保し、質の良い睡眠が取れるようにしましょう。

健康な髪の毛のためには、栄養バランスにも気をつけたいところです。たんぱく質・亜鉛・ビタミンは髪の毛が成長するために不可欠な栄養素です。これらをバランス良く摂取して、髪の毛に十分な栄養を届けましょう。

さらに、薄毛対策にストレスは大敵です。こまめにストレス発散するようにしましょう。適度な運動でストレス発散をすれば、身体全体の血行が良くなって一石二鳥です。